絵手紙に挑戦しよう!

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みなさん、「絵手紙」ってご存じですか?はがき全体を使って大きく描かれた花や野菜の絵の横に、ユニークな文字で短い文章が添えられている…それが「絵手紙」です。絵、文字ともに非常にインパクトがあり、ストレートに自分の気持ちが伝わる手紙として、今とても注目されています。今回はその「絵手紙」に挑戦するにあたっての役立つ情報をご紹介したいと思います。これを読んだ後は、きっと挑戦してみたくなりますよ。

絵手紙の歴史

絵手紙は昔から庶民に親しまれており、その起源は江戸時代と言われています。当時は手紙や、俳句、短歌などに絵を添えて送っていました。有名なところでは、あの幕末の志士である坂本龍馬も、姉の乙女さん宛ての手紙の中にたくさんの絵を書いて、自分の近況を面白おかしく報告しています。このように日本人は長い間生活の中で、絵手紙を楽しんできたのです。しかし、この楽しむだけの絵手紙が一種の文化様式として確立したのは、1970年代後半、書道家の小池邦夫氏が芸術誌「季刊 銀花」で直筆の絵手紙を発表したのが始まりです。それにより、全国的に人気を博し、「絵手紙」というジャンルとして定着しました。今では様々な世代の人たちが趣味の一環として楽しんでいます。

絵手紙の基本

■ 「お手本がない」

絵手紙には実は「お手本」というものがありません。自分が描きたいものを、自分が思うように描けばよく、キャッチフレーズも「ヘタでいい、ヘタがいい」なんだそうです。なんだがワクワクしてきますね。上手く描こうなんて思わずに、絵を通して「自分の思いを伝える」ことが大事なのです。

■ 「下書きなし」

絵手紙は、書く前に練習はしますが、はがきに鉛筆などで下書きはしません。「ぶっつけ本番」で描きます。なぜなら、絵手紙には「失敗作がない」からです。どんな形や線も「個性が輝く作品」という捉え方なのです。だから下書きなんて必要ないのです。

絵手紙の道具

絵手紙の道具には、専門の道具がいくつかあります。これらを使えば、より絵の味わいが深くなり、素敵な作品に仕上がるでしょう。

■ 画仙紙はがき

官製はがきは筆がすべりやすく、色もにじみやすいので絵手紙には不向きです。それに比べ画仙紙はがきは筆のにじみやかすみも美しく、色に深みが出るので絵手紙にはおすすめです。

■ 青墨

墨を使って絵を描いたり、文字を書くときに使います。書道用の墨汁よりも青みががっており、より繊細な色の表現が可能になります。

■ 顔彩

絵手紙用の絵具です。作品に輝きを与え、仕上がりの美しさを保ちます。

■ 梅皿

梅の形をした絵具皿です。顔彩を水に溶いて混ぜるときに使います。

■ 筆(線描き用/ 色彩用)

線描き用は穂先が細長い筆で、線や文字を書くときに使います。色彩用は穂先が太くて短く、絵に色を塗るときに使います。

■ 落款印と印泥

絵手紙に捺す自分の落款印(作品が完成した際に捺す印鑑)と朱肉です。落款印は立派なものである必要はなく、消しゴムなどに自分の名前を彫って作ってもかまいません。

絵手紙の描き方

さあ、道具も揃いましたので、さっそく描いていきましょう!

①モチーフを選ぶ

身のまわりのもの(花、果物、動物…)なんでも結構です。描きたいものを選びましょう。

②墨で輪郭を描く

青墨を使って画仙紙はがきにモチーフの輪郭を描きましょう。はがきをはみ出すくらいダイナミックに描きましょう。

③色を塗る

顔彩を使ってトントンと押し付けるように手早く塗るのがポイントです。

④文字を書く

伝えたい言葉や思いを自由に墨で書きましょう。

⑤落款印を捺す

真ん中以外なら、どこに捺してもかまいません。落款印を捺すと絵に品格が出ますよ。

まとめ

いかがでしたか?「絵手紙って、案外自由で楽しそう!」と思った人が多いのではないでしょうか。道具もインターネットで簡単に購入できますし、すぐに始められますよ。あなたの思いがいっぱい詰まった絵手紙を大切な人へ送ってみてはいかがですか。きっと喜ばれますよ。

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