縦書きと横書き手紙の基本構成

お詫びの手紙

お歳暮の送り状や令状、暑中見舞いや年末年始の挨拶状など、様々な場面で手紙を送る機会があります。
いざ手紙を書こうとした時、まず一番最初に悩むのが縦書きにするか横書きにするか、どのような便箋、封筒を使うかということでしょう。
基本的には縦書きでも横書きでもどちらでも構いませんが、やはりそれぞれの用途に適した手紙というものがあります。
どのような用途に縦書きか横書きか使い分ければよいのか、そして手紙の基本的な構成はどのようになっているのか見てみましょう。

縦書きが適する手紙

縦書きの手紙はビジネスにおける個人的なもの、もしくは目上の人などフォーマルなものに適しています。
縦書きの手紙で数字を用いる場合は、漢数字(一、二、三、…)を用いるようにします。

横書きが適する手紙

横書きの手紙は友人や付き合いの深い親戚など、身近な人に対してのカジュアルなものに適しています。
横書きの手紙で数字を用いる場合は、算用数字(1,2,3,…)を用いるようにします。

手書きにするかワープロで作成するか

手書きの手紙は丁寧に書くことで感情表現が豊かになり、相手に心のこもった印象を与えることができます。
しかし、きちんと書こうとするあまり固い文面になってしまったり、自分の字の美しさを強調するためにわざと毛筆で行書を書いたりしては相手に良い印象を与えることはできません。伝えたいという気持ちを最大限に表現できなければ意味がありません。
ワープロで作成した手紙はビジネスなど形式的なものに適していますが、個人的な手紙であったとしても手書きすることに自信がないなどの理由でワープロ書きにしたとしても、正しい書き方マナーのある心のこもった文面であれば、決して失礼になることはありません。
そのような場合は、宛名や署名を手書きにすることで相手に心を届けることができます。

手紙の基本構成

手紙の基本的な構成は大きく4つに分けられます。
1) 前文
2) 主文
3) 末文
4) 後付け
この構成は縦書きであろうが横書きであろうが同じです。

1) 前文は、頭語、時候の挨拶、安否の挨拶へと続きます。
2) 主文は、起語と本題の2つで構成されます。
3) 末文は、結びの挨拶、結びの言葉、結語の3つで構成されます。
4) 後付けは、日付、署名、宛名の3つで構成されます。

日付は行頭から1~3文字分空けておき、署名はへりくだる意味で、下から一文字空けて名前を入れるようにします。

宛名は行の頭からフルネームで書き、宛先が連名の場合は、それぞれに敬称(〇〇様)を付けるようにします。

便箋と封筒

便箋や封筒にも様々な種類があります。
・罫線があるものやないもの真っ白な便箋
・縦罫線や横罫線がある便箋
・絵柄が入った便箋など
その時々の用途に応じて使い分ける必要があります。
正式な改まった手紙を書く場合は、便箋の色は白無地が基本です。
色や模様が入った便箋は、親しい相手に宛てる時に使用します。
罫線がない便箋は縦書き横書きとも、改まった手紙や弔事・慶事、すべての用途に使用できます。
縦罫線のある便箋も罫線がない便箋同様、全ての用途に使用できます。
但し、横罫線のある便箋はカジュアルな手紙として、親しい相手にのみ宛てるのがマナーとなっています。
封筒の色と紙の素材は便箋と同じものがふさわしく、正式な手紙には二重になった封筒を使用します。但し弔事の手紙の封筒は「不幸が重ならないように」という理由から一重の封筒を使うのがマナーであり、通常の手紙と封じ目を逆にするようにします。

伝えたいという気持ちが大切

縦書きにするか横書きにするかは相手との親しさから判断すれば難しくはありませんが、それよりも何を相手に伝えるのか、その内容が最も重要です。
こちらの気持ちがしっかりと伝わるよう心を込めて、相手が気持ち良いと感じる手紙を書くようにしましょう。

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