冬の挨拶状

季節を節目として挨拶状を送ることで、友人や知人の安否を気遣ったり、こちらの近況を知らせたりします。冬と夏の半年ごとに季節の挨拶をするのが望ましいですが、少なくとも一年に一度年末か年始にだけでも挨拶状を送ることで相手とのつながりを大切にすることができます。
冬のお歳暮に品物を送る時、送り状に季節感ある話題を盛り込めば相手により良い印象を与えることができます。

冬の挨拶状とは?

お歳暮、年賀状、クリスマスカード、寒中見舞い、余寒見舞い、喪中欠礼などが一般的な冬の挨拶状です。
「焼き芋が美味しい季節になりました」と書いた絵手紙なども寒くなってきた季節の挨拶と言えます。

挨拶状を送る時期

お歳暮は、12月初旬から20日頃まで。
年賀状は、手紙やはがきの宛先に「年賀」と赤で記載し、年末までに投函し翌年の元旦の朝に届くようにします。
クリスマスカードは、12月初旬から12月
寒中見舞いは、1月8日から節分の日まで。
余寒見舞いは、節分を過ぎても寒さが続く2月下旬まで
喪中欠礼は、11月下旬か12月中旬まで。

年賀状の書き方

年賀状は郵便局で販売されている年賀はがきを使うと良いですが、それ以外の一般はがきや私製はがきを用いる場合は、一般郵便と区別するために切手の下に「年賀」と朱書きします。
切手を自分で貼る場合は、年賀切手を貼ると華やかになります。

「明けましておめでとうございます」などの賀詞から始め、年越しを喜ぶ言葉や日ごろのお付き合いへの感謝の気持ちなどを書き、相手の健康を気遣う言葉でまとめます。
賀詞の例としては、
・謹賀新年
・賀正(正月を祝う)
・初春(新年を迎える)
・寿春(新年を祝う)
・頌春(新年をたたえる)
・新年おめでとうございます
・新春のお慶びを申し上げます
・謹んで初春のお慶びを申し上げます  など
そして、まとめは「皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます」などとします。

新年を祝う年賀状では「去年」を「昨年」または「旧年」とするなど、使うのを避けたい言葉がいくつかあります。
「枯れる」「衰える」「破れる」「失う」「倒れる」「滅びる」など祝賀に相応しくない言葉は使わないようにします。
また、「賀正」と書いてあるのに「明けましておめでとうございます」などと賀詞を重複しないように注意しましょう。

寒中見舞いと余寒見舞い

何らかの理由で年賀状を出していない時に、その代わりとしての挨拶状です。
寒中見舞いは1月7日を過ぎて2月3日の節分までの間に送り、2月3日の節分をすぎてもまだ寒い日が続く2月下旬までの間には余寒見舞いを送ります。

余寒見舞いの文例

「余寒お見舞い申し上げます」から始め、時候の挨拶、年賀状をいただいたお礼や返事が遅れたことの詫びの言葉、相手の健康を気遣う言葉でまとめます。

【例文】
余寒お見舞い申し上げます
立春とは名ばかりの寒い日が続いておりますが、〇〇様ご家族の皆様はお元気でお過ごしでしょうか?
年末にオーストラリアに旅行に行っておりましたため、年始のご挨拶が遅くなってしまい申し訳ありません。
時節柄、お身体お大切に、ますます健康であられますようにお祈りいたします。

喪中欠礼の書き方

一年以内に親戚に不幸があり翌年の新年の挨拶ができないことを伝える挨拶状のことを喪中欠礼と言います。封書の手紙ではなくはがきを用いるのが一般的です。
喪中にあたる親戚とは、自分からみて一等親と自分と同居している二等親の近親者のことです。具体的には自分の父母・子供・配偶者、同居している自分の祖父母・兄弟姉妹・孫のことです。
この範囲の親戚以外の場合でも、故人とのつき合いが深く悲しみで新年を祝う気持ちになれない場合は欠礼の挨拶状を出しても構いません。
欠礼挨拶を送るのはこれまでに年賀状のやりとりをしている相手を中心とし、身内には出さないのが一般的です。
書き方の基本構成は、「喪中につき年末年始のご挨拶はご遠慮申し上げます」と欠礼の挨拶の言葉から始め、いつ誰が亡くなったか明記し、添え書きでまとめます。
おめでたい言葉は避けるようにするのがマナーなので、「賀」などの言葉は使わないようにします。年賀状とは書かず年始状と書くようにし、句読点「、」「。」は基本的に使わないようにします。

手紙の書き方  手紙の書き方
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