手紙のすすめ

万年筆

手紙を書かなくなった背景

コンピューターが一般家庭に普及したのは1990年代。1995年以降のWidows95の発売がきっかけとなり飛躍的に広まりました。当初は高価だったコンピュータも徐々に価格下がり、1990年代では30万円程したパソコンが現在では8万円以下で買える時代になりました。インターネットは2000年頃から急激に普及し、今ではオフィスでパソコンを使いこなすことは必須となっています。
また、インターネット料金の定額化が進み、利便性が高いメールやSNSでメッセージを即時に送れるようになったことで、年賀状や暑中見舞といった季節の挨拶をメールやSNSで済ませることが多くなってきました。

手紙を書くことが面倒だと感じる

なぜ手紙を書くことが面倒だと感じるのでしょうか?それは、
・手紙の形式が重い
・きれいな字を書けない
などの理由で、利便性が高いインターネットを利用したメールやSNSの方が気楽だと感じるからです。
けれど、親しい相手に送る手紙ならば、形式を気にせず「前略 お元気でしょうか?」から始めて好きなことを書けば良いのです。
どうしても形式が気になるならば、文例集などを参考にして書いてみるのも良いかもしれません。
実は形式はそれ程気にする必要はなく、自分流で書くことが一番良いことなのです。
きれいな文字を書くためにペン字など習う必要もありません。
ありのままの自分の文字で気持ちを込めて書けば、その想いは必ず相手に伝わるのです。

はがきや一筆箋でしたためる

贈り物をする時には、一筆書いた手紙を添えることで品物に気持ちを込めることができます。
戴き物をした時には、すぐに礼状を送ることで感謝の気持ちを伝えることができます。
はがきも一筆箋も形式などなく、5~6行程の文章を好きなように書けば良いので、何か一言添えたいときに重宝します。そして、季節の絵柄などがついたものも多いので、堅苦しくならず気軽に書くことができます。
・祝い事や
・借りたものを返す時
・物を渡す時    など
ちょっとした気持ちを伝えたい時に役に立ちます。
けれど、渡す相手の好きな色の便箋を選び、内容を考え、文字を書いて送るとういう作業は、メールだと数分で済むことですが意外と時間がかかります。
その代わり、手紙を送った後の数日間は、もう届いたかな?返事はくるかな?と毎日ポストを見るのが楽しくなるのです。
確かに、メールやSNSでも想いを伝えることはできます。開封確認をすれば相手が見たかどうかもすぐ分かります。
けれど、手紙を書くという手間を加え、相手が見てくれたかどうか考える時間は少し不安でもありますが、ワクワクする楽しい時間でもあるのです。

絵手紙も良い

季節の果物、例えば柿の絵をはがきに大きく書き、一言「随分涼しくなりました、お元気ですか?」と書けば、何とも風情があって相手を思いやる気持ちも伝わります。
絵も字も上手い下手は重要ではありません。手紙を書く人の想いと人柄を伝えることができる手紙が、相手に喜ばれる手紙なのです。

返信を心待ちにする気持ち

インターネットを利用すれば、趣向を凝らした画像や動画に簡単な文章を入れた素敵なカードを作ることができます。見た目もきれいで、日時指定もでき、簡単に年賀状やクリスマスカードを作ることができます。とても華やかで気軽だし、相手にちゃんと思いを伝えることもできます。
けれど、私は敢えて年賀状は手作りにするようにしています。
時代に逆行するようではありますが、今の自分の生活を相手に知ってほしいという想いを込めて写真を添えて各々へメッセージを書きます。
けれどその実、それを受け取った人の殆が返信を返してはくれません。手紙はもとより、メールすら届きません。
おそらく元気にしているんだなぁ…とは思っていてくれることでしょう。
けれど、ごく一部ではあるけれど返信の手紙を送ってきてくれる人がいます。その手紙を手にした時の感情は、この上もなく嬉しいものです。
メールも手紙も同じく文字を使いますが、手書きの文字にはその人柄が映されます。昔の友達から届いた手紙の字を見て、「相変わらず力強い字だなぁ…」と懐かしく思ったりするのです。
手紙からにじみ出る人柄を感じると、幸せな気持ちになるのです。

手紙の書き方  手紙の書き方
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