「立冬」から「小寒の候」まで、冬に使える「時候のあいさつ」

冬はいつから始まるのか、これは個人的な感覚で判断するものですね。でも手紙では二十四節気を踏まえた時候のあいさつが欠かせません。

二十四節気で冬はいつなのか

11月7日頃の「立冬」が冬の始まりです。ここからだんだん寒さを増して雪が降り、12月22日頃の「冬至」を迎えると冬真っ只中です。1月20日ごろの「大寒」が冬の終わりを告げます。でも、実際のところ大寒あたりからまた寒くなったりするので書く時には注意しましょう。

冬が始まる11月の時候のあいさつ

11月は地域によって紅葉が美しいこともありますが、すでに山では葉が散って霜が降りだす頃です。

「晩秋」「深秋」「暮秋」などのように「秋の終わり」を表したものから「立冬」「初冬」など「冬が始まる」ということを表す言葉まで幅広いものです。

自然を表すなら「紅葉鮮やかな季節」「菊花香る季節」「落ち葉舞う」などもぴったりですね。

「朝晩冷え込みが厳しくなりましたが」
「日毎に秋が深まり」
「行く秋を感じる毎日ですが」

なども書き言葉としてよく使われます。11月は22日ごろの「小雪」から雨が雪に変わるとされています。

冬真っ只中の12月に使われる時候のあいさつ

12月7日ごろの「大雪」あたりから地域により水辺に氷が張るようになりますね。22日ごろの「冬至」は年中でいちばん夜が長く、翌日からは日毎に昼間が伸びて行くのです。

「師走」「歳末」「大雪」「初雪」などがよく使われる季語です。「年の瀬」「クリスマス」「木枯らし吹き」「忘年会」などもこの時期ならではの言葉です。

「師走を迎えて気ぜわしい日々」
「街ではクリスマスの装飾が美しく」
「年の瀬で慌ただしい毎日」
「一年が暮れてゆきますが」

12月は真冬の上に年が暮れることから「寒さ」「忙しさ」もキーワードになっています。

新年を迎えた1月の時候のあいさつ

1月5日は「小寒」と呼ばれこの日から節分までがいわゆる「寒」と言われるのです。途中にある1月20日ごろの「大寒」は一年で一番寒さが厳しい日ですが、この日から春を待つ気持ちになるのです。

正月に使える言葉では「初春」「厳寒」「寒風」などがいわゆる季語にあたります。「初春」など季語の後ろには「〇〇のみぎり」や「〇〇の候」をつけて使用します。
また「松の内」などもよく使われる言葉ですし、新年は「寿ぐ(ことほぐ)」という言葉も使います。「新春を寿ぎ、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます」と行った具合です。

「新年を迎え、皆様ご気分も新たになさったことと存じます(思います)。」
「明けましておめでとうございます。お正月はどのように過ごされましたか。」
「お正月らしさがだんだんと薄らいできましたが、変わらずお過ごしでしょうか。

「寒気きびしき折」「いよいよ寒気がつのり」のように「寒さ」がキーワードです。「召喚の候」「寒に入り」などが主に使用されますね。

また季節の自然に目を向けることも大切で、1月ならばめでたさもともなう「福寿草」も季語として相応しいものです。寒桜や蠟梅、河原に咲く水仙なども生命力溢れることから時候にぴったりな言葉です。自然のものを書き加えると、その時期の季節感とともにお天気や風の様子なども手紙を開くと目前に広がるのです。

寒さが募る冬に使える「時候のあいさつ」:まとめ

カレンダー通りにいかない「時候のあいさつ」は、月と単語を覚えてしまうのも良いでしょう。でも、肌で感じる季節や自然を自分の言葉で書き添えると心も伝わりやすいと言えます。

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