はがきに最適な筆記具:消せるペンは使って良い?

添え状

大学ノートや付箋などに文字を書くなら鉛筆やシャープペンシルなどいろいろなものを選ぶことができます。サインペンでもボールペンでも「なんでも良い」と言えるのではないでしょうか。しかしこれが「はがきに手紙を書く」ということに限定すると少し勝手が違ってきます。

「汚れない・薄れない」がポイント

まず手紙で使ってはいけないと言われているのは鉛筆や極太のマジックです。鉛筆は「消しゴムで簡単に消せる」という点でアウトです。極太のマジックはまずはがきの面積に書けないというのは想像するにも及びません。裏写りするという点でもNGな筆記具です。

ボールペンでも油性や顔料インクなど、様々なものが出回っているので持っている種類も大変多いですよね。使わないようにしたいのは「ダマができる」ものです。一番ダマになりやすいのは油性のボールペンでしょう。油性ボールペンが使えないのではなく「ダマができる」ということは「文面が汚れる」ということなのです。縦書きならば右から左に文章を書いていきますが、右利きだと書いた文字の上を手が滑っていくのでどんどん汚れが広がっていく恐れがあります。横書きでも左利きの場合には同様に書いた端から汚れていくことがなきにしもあらず、ということなのです。

特にボールペンを使う場合には必ず試し書きをして、インクのコンディションを確かめてからにしましょう。

水性ペンも使用しない筆記具と言えます。もしも先様に届く前に雨に降られてしまったり水濡れが生じた場合には文字がにじんで読めなくなってしまいます。

便利な「消せるペン」は使って良いのか

「消せるペン」は相手の方に失礼にあたると考えましょう。書いている最中に「しまった!間違えた!」というときには便利なものかもしれません。消せるペンは摩擦熱を使って書いた文字を消すものですが、多くの人の手や機械を経ているうちに文字が薄れて見えなくなるということが物理的に生じます。

文字を間違えた!修正するには

文字を間違えたら潔く書き直しましょう。と言っても、二重線で消したり修正液を使ってはいけません。修正はアウト、全て新たなはがきに書き直すのがマナーです。

そもそも手紙というのは毛筆が基本

年賀状などのお祝い色のある手紙で特に毛筆が良いとされるのは、「ボールペンでは文字が細すぎる」という点です。ボールペンの文字よりも毛筆で書いた文字の方が、力強さがあるためということからです。しかしなかなか毛筆は難しいという方の方が多く、筆書きのはがきを見かけることの方が少なくなってきました。

はがきに文字を書くときのボールペン選び

なるべく文字が太くなるものを選びます。極細のものが重宝されますが、はがきに「手紙を書く」という用途であれば0.7ミリ以上の芯の太さをチョイスするようにすると失礼がないでしょう。ダマが出ないかの確認をお忘れなく・・・

王道の万年筆なら目上の方にも気兼ねなく差出せる

万年筆で黒インクを使用すれば王道の手紙が書けます。文字は書き方やペン先によってボールペンよりも細いものになりますが、公文書でもお分かりのように万年筆ならば良いとされています。「偉い人ほど万年筆を使う」というイメージがありますが、手紙をよく書くならばぜひ1本、お気に入りの万年筆と黒インクを手に入れておきましょう。

インクジェットはがきには顔料インク

パソコンから出力したはがきなら、せめて表書きだけでも自筆にしませんか?インクジェットはがきには水性顔料インクのペンをおすすめします。裏写りなし・擦れなし・鮮やかな発色で使えます!

はがきに手紙を書く筆記具選び:まとめ

毛筆でと言われると、巻紙にさらさらと書く時代劇しか想像できない若い方もいらっしゃるでしょう。はがきで差し出す手紙に最適なのは万年筆に黒インクです。文具店をのぞいてみると「万年筆のようなペン先のついたペン」というものがありますが、裏技としてその類のペンを使うというのも良いですね。

手紙の書き方  手紙の書き方