主文の書き方

基本構成

手紙の構成は、「前文」→「主文」→「末文」→「後付け」の四つで成り立っています。今回は基本構成の「主文」について説明します。
主文は次の順番で書いていきます。
・起語
・本文
主文は相手に用件を伝える最も大切な部分ですが、用件だけ伝えるのでは味気なくなり、逆にまどろっこしい言い回しだと何が言いたいのか理解しづらくなってしまいます。
基本をふまえて簡潔に分かりやすい文章を書くように心がけましょう。

起語とは

主文の冒頭にくる起語は、本文に入るための繋ぎの役割をします。
起語を使うことで唐突な書き出しにならず、スムーズに本文に入っていくことができます。
・さて
・この度は
・ところで
・ときに
・唐突ですが
・早速ですが
・先日は
・つきましては
・誠に申し上げにくいのですが
などが起語の例です。
「さて」、「ところで」、「早速ですが」の三つが最もよく使われる文句ですので、これらの起語に続けて用件を書いていきます。
・さて、この度はお心づかいをいただき有り難うございました
・さて、本日は皆様に音楽の集いのお知らせをしたくご連絡しました
・ところで、お問い合わせの〇〇の件でございますが…
・さっそくですが、先日ご連絡いただいた〇〇の件についてですが…
それぞれの起語を上手く使い場面展開していけるようにしましょう。

本文とは

手紙の本題を書くところです。
改行位置や敬語の使い方、誤字、脱字に気を付け、相手に伝えたい内容を明確に分かりやすく書くようにします。
改まった手紙を書く場合は敬語、誤字、脱字に気を付けるほか、文中の相手を指す言葉(名前等)が行の上部にくるように気を付けます。そして、自分や自分の身内を指す言葉は行の下部にくるようにします。
また、一つの単語が行をまたがないように文字配列に気を付け読みやすく配慮するようにします。
親しい人に宛てる手紙の場合は、形式にとらわれすぎると堅苦しくなり、相手に不快感を与えてしまうこともあります。親しみを込め、心のこもった文章になるように内容を工夫することも必要です。

本文のまとめかた

起語で始め、本文で主題を述べた後、話を転換して本文をまとめます。
話を転換する時に、もう一度起語を使ってまとめるのですが、この時よく使うのが「つきましては」という接続語です。この「つきましては」を使うことで主文を要領よくまとめることができます。

(「つきましては」を使った本文の例文)
さて、〇〇さんも四月から新入社員ですね。ついこの間成人式を迎えられたばかりと思っておりましたのに、お二人お喜びのご様子が目に浮かぶようです。本当におめでとうございます。
スポーツで鍛えた身体と大学で培ってきた知識が相まって、文字通り文武両道の新入社員の誕生というわけですね。これからが本当に楽しみのことでしょう。
つきましては、何かお祝いの品をといろいろ考えてみましたが、何もかもおそろいのお宅様のことと存じますので、少しばかりで恐縮なのですが、図書券を同封させていただきました。これならお役に立てていただけるものと存じます。

まとめに入る前に「つきましては」を使うと話を転換しやすくなるので、覚えておくと良いでしょう。

手紙の書き方  手紙の書き方
by