年の瀬が迫る冬の「結びのあいさつ」

時雨(しぐれ)が降り始める11月初旬の「立冬」でいよいよウィンターシーズンに突入します。日増しに冬が深まり雪の気配を感じる気圧配置に大人たちは戦々恐々、子供たちは一喜一憂する季節です。

北から順に雪の便りが届く11月の「結びのあいさつ」

「立冬」を過ぎ早朝の冷え込みがぐっと身にこたえるのが11月です。下旬には「小雪」を控えて平地でも小雪が舞い始める地域もありますね。日本は北から南にとても長い国で、北から雪が降り始めても南ではまだまだ11月の中旬では紅葉が終わりきれないところもあるのがこの時期の特徴です。

「寒さに向かうこの時期、くれぐれも体調を崩さぬようお過ごしください」
「紅葉も終わりに近づき寒さも増してきますので」

差し出す方とさきさまとの気候の地域差も考慮した結びのあいさつを考えなければいけません。「まだ全然寒くないのに・・・」と思われてしまうような地域に差し出すなら「秋が深まり寒さが待ち構えておりますが」という言葉なら良いですね。

「師走に向け何かと慌ただしくなりますが」

11月も中旬を過ぎるとこのような1行が適切でしょう。なお、喪中欠礼は11月初旬までに投函しておきます。

11月のキーワード:「ゆく秋」「木枯らし」「落ち葉」「秋の深まり」「菊の花」「小春日和」

どこへ行っても「寒いですね」の12月「結びのあいさつ」

クリスマスも近づき町中が気ぜわしさと活気に満ちる12月。誰と顔を合わせても「寒いですね!」と口をついて出てきてしまいますね。通学路の道端に霜が降りていたり、空き地には霜柱が立っているところもあります。山々は色を脱ぎ捨て白く雪化粧をしている地域が多くなってきます。初旬には「大雪」、下旬には「冬至」を迎え冬が深まっていくでしょう。

気候に差があり過ぎてなんと結んだら良いのか途方に暮れたら便利な単語があります。「時節柄」というのですが、これは年中使える単語なので覚えておくと便利です。「寒い日が」「暑い日が」と書かずに「時節柄ご自愛ください」のような使い方ができます。

「寒い日が続いておりますが、風邪などひかないように気をつけましょう」
「気忙しい時期ですが、どうぞご自愛ください」

などが挙げられます。特に12月に多用されるのは「気忙しい時期ですが」というものです。年末年始を控え、仕事をしている人も家庭にいる人も同様に忙しく気忙しい時期だからでしょう。

12月のキーワード:「年の瀬」「年末」「多忙」「新年」「クリスマス」「慌ただしい」「来年」

心を新たにする輝かしい1月に使える「結びのあいさつ」

結びのあいさつは先様のことを気遣うための言葉と言えます。新年ならば特にこの先1年間の幸福を祈る気持ちをしたためるものになります。カレンダーも新しくなり、心も新たにスタートするのですから縁起の悪そうなことはくれぐれも書かないように注意しましょう。

「昨年と同様、今年もよろしくお願いいたします」

年賀状を出せなかった相手にはこの1行をおすすめします。年賀状の代わりに寒中見舞いを出すなら2月の「立春」までに差し出します。できれば1月中の方が良いですね。

「希望に満ちた1年になりますようお祈りしております」
「幸多き年になるよう」

このような結びだと、1年の幸せを祈るという気持ちがありありと伝わるでしょう。

1月のキーワード:「厳しい寒さ」「松の内」「梅の花」「福寿草」

冬の時期に書きたい「結びのあいさつ」:まとめ

お正月の3が日が明けて松も取れると「大寒」を迎えます。大寒は1年のうちで一番寒い時期ですが、これを過ぎればもう春はすぐそこです。厳しい寒さに負けず、近づく春の足音を共に聞く気持ちを「結びのあいさつ」として添えましょう。

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