手紙はエンディングが肝心!「結びのあいさつ」で大切な手紙を締めくくる

季語

メールでのやり取りがほとんどという方が多い世の中ですが、どうしても手紙を書きたい・手紙でしか伝えることができないという事柄があります。普段のメールなら「こんにちは、元気にしていますか?」と始めて「それではまた」で済ませてしまっているかもしれません。顔文字や絵文字が発達しているので、感情を表現するのも絵文字を使ってしまえば一発OKという感が否めませんね。でも、便箋やハガキに手で文字をしたためるとなるとちょっと勝手が違います。

「結びのあいさつ」とはそもそもどこに書くのか

「頭語」「時候のあいさつ」「安否のおうかがい」に続いて主文(本文)を書くのが手紙のマナーです。本文を書き終えてやっとそこに「結びのあいさつ」を書くことができます。

何のために書く「結びのあいさつ」なのか

全ての主文や用件を取りまとめるという役割があります。ものすごく急いで書いて「ちょっと内容が心配」「字が雑だったけどもう書き直せないし」という時にも「結びのあいさつ」で詫びることができます。また「それじゃあ、元気でね」「風邪ひかないでね!」などという言葉も丁寧に相手に伝えることができます。

元気でいてほしい気持ちを表現するには

「ご自愛のほどお祈り申し上げます」
「ご多幸をお祈りいたします」

もう少しくだけた感じを出すなら

「お身体を大切になさってください(ませ)」
「お元気でお過ごしください」

となります。「ご自愛のほど〜」ならば自分よりも年上の方にも使用することができます。

「次回」がある時の「結びのあいさつ」

また会う機会があるならば「またお会いできる日を楽しみにしています」や「近日中にまたご連絡いたしますので」などを書くと良いでしょう。

また「用件のみをとりあえず伝えたい」という時には「用件のみではございますが失礼致します」や「書中をもちまして」という言葉を書いておきましょう。

超特急で書いたちょっと乱雑さを詫びる

手紙は心を込めてしたためるもの、とは言っても大急ぎで用件を伝えなければならない場合があるでしょう。そんな時にも便利なツールが「結びのあいさつ」です。

「乱筆お許しください」

この1文で「本当に乱雑で申し訳ない」という気持ちを表現できます。文章が雑だと思えば「乱文乱筆」と書けば良いのです。「お許しください」をもっと恐縮していると表現するなら「ご容赦ください」「ご容赦願います」と書きます。

返信が欲しいということを「結びのあいさつ」で伝えよう

「返事待ってるねー」では済まないのが手紙ですし、「既読」や「未読」などは全く差し出した方には伝わりません。どうしても返信をもらわなければいけない時にもここで伝えることができます。

「折り返しご一報いただきますようお願い申し上げます」

読んだらすぐに返事をいただきたい、ということが嫌でも伝わりますね。相手の忙しさを気遣うなら「恐縮ではございますが」や「ご多忙とは存じますが」などを頭につけると良いでしょう。

複数人の相手がいる場合は

差し出す相手が家族ぐるみのおつきあいだったり会社や店舗などの団体の場合には少し言葉が違ってきます。

「皆様のご健康をお祈り申し上げます」

「皆様」と書けばまず間違いはありません。団体で人数が多ければ「皆々様」に変えましょう。

手紙の最後を締めくくる「結びのあいさつ」:まとめ

「末筆ながら」で書き出す「結びのあいさつ」がポピュラーですが、もう少し丁寧に気持ちを伝えるならば少しだけ言葉を選んでみましょう。「結びのあいさつ」は主文の後でさらに相手を気遣うという日本人ならではの「心の文化」です。

手紙の書き方  手紙の書き方