末文の書き方

基本構成

手紙の構成は、「前文」→「主文」→「末文」→「後付け」の四つで成り立っています。今回は基本構成の「末文」について説明します。
末文は次の順番で書いていきます。
・結びの挨拶
・結語

結びの挨拶とは

主文の後に続けて文章を締めくくるための言葉です。
相手や手紙の内容によって使い分け、簡潔にまとめ、今後の身体の健康や事業の繁栄を祈る言葉と時候を絡めて書きます。

相手の健康を祈る挨拶例

・末筆ながら皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
・皆様の益々のご健勝を心よりお祈りいたしております
・くれぐれも体調を崩されませぬようご自愛ください
・時節柄、どうぞご自愛くださいませ
・風邪などひかれませぬようご留意ください
・どうぞ穏やかにお過ごしください
・体調を崩されませぬようご留意ください
・心穏やかにお過ごしください

今後の厚誼、鞭撻を願う挨拶例

・今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます
・引き続きご支援ご厚情を賜りますようよろしくお願い申し上げます
・今後とも変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます
・何卒お力添えをいただきますようお願い申し上げます
・今後とも宜しくお願いいたします

要件をまとめる挨拶例

・まずは右ご連絡まで
・取り急ぎ、用件のみ
・取り急ぎ御礼まで
・略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます
・まずは謹んでお悔やみ申し上げます

乱筆、乱文を詫びる挨拶例

・乱筆乱文お許しください
・乱筆乱文お詫び申し上げます
・乱筆乱文のほど、ご容赦願います

伝言を頼む挨拶例

・末筆ながらご家族様へくれぐれもよろしくお伝え願います
・この趣、皆様にもご伝言ください
・皆様へよろしくお伝えください
・家内からもよろしく申しております

返事を求める挨拶例

・初次ご多用のことと存じますが、ご返事賜りたくお待ちいたしております
・折り返しご一報賜りたくお願い申し上げます
・恐縮ではございますが、ご返事のほどお願い申し上げます
・ご返答お待ちしております
・折り返しご一報ください

結語は頭語とセットで使用する

基本的には頭語と結語はセットで使いますが、相手との関係や手紙の内容によって正しく使い分けることが大切です。手紙を書く相手との関係において、頭語と結語を省略し、時候の挨拶や安否の挨拶から書き始めた方が文面が堅苦しくならず、こちらの心が伝わる場合もあります。誤った使い方にならないように気を付けましょう。
また、丁寧な手紙の場合でも、年賀状、寒中見舞い、暑中見舞いなどの季節の挨拶状やお見舞い、慶事の手紙などには頭語と結語は使用しません。

一般的な手紙に使う頭語と結語

・拝啓        ・敬具
・拝呈        ・拝具
・啓上        ・敬白
・一筆申し上げます  ・かしこ(女性のみ)

丁寧な手紙に使う頭語と結語

・謹啓        ・敬白
・謹呈        ・謹言
・恭啓        ・謹白
・粛啓        ・粛言
・謹んで申し上げます ・かしこ(女性のみ)

前文を省略する手紙の頭語と結語

・前略        ・草々
・冠省        ・早々
・略啓        ・怱怱(そうそう)
・寸啓        ・不一
・草啓        ・不備
・前文お許しください ・不尽
・前略ごめんください ・かしこ(女性のみ)

急用の手紙の頭語と結語

・急啓        ・草々
・急呈        ・早々
・急白        ・怱怱
・取り急ぎ申し上げます・不一
・不備
・不尽
・かしこ(女性のみ)

面識がない人への手紙の頭語と結語

・拝啓           ・敬具
・拝呈           ・謹言
・初めてお手紙差し上げます ・かしこ(女性のみ)

重ねて出す手紙の頭語と結語

・再啓           ・敬具
・再呈           ・拝具
・追啓           ・敬白
・重ねて申し上げます    ・かしこ(女性のみ)

返信の手紙の頭語と結語

・拝復           ・敬具
・復啓           ・拝具
・謹復           ・敬白
・謹答           ・謹白
・拝答           ・かしこ(女性のみ)
・お手紙拝見いたしました
・お手紙ありがとうございます
・ご返事申し上げます

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