知っていますか?「消印」だけではない手紙に押す「はんこ」のいろいろ

お詫びの手紙

手紙に押す「はんこ」と言えば「消印」や「料金別納」など郵便局が押すもののように思えます。他には「速達」「書留」など、会社で事務を担当していると押すものもあります。「絵手紙」を書く方なら「落款(らっかん)」を押す方もいるでしょう。

実は手紙に押す「はんこ」にはいろいろなものがあるのです。用途を知って、オリジナルのはんこを作ってみるのも楽しいものです。

「朱肉」は縁起が良く元気の出る色

「はんこを押す」ために必要なのは「朱肉」です。朱肉とは「印泥」と呼ばれ、庶民が使うものは黒い土色だったそうです。朱色になったのは日の出の色で縁起が良い・魔除けに適した色ということからで、神社の鳥居の色が朱色になったのと同じ理由からです。

朱肉の朱色は硫化水銀の色、水銀は地に帰るということから縁が巡り来るという意味合いもあるそうです。

ちょっと色味の少ない一筆箋など、書き終えた角にひとつはんこで朱色を乗せると素敵ですね。

「自分が書いたものである」という証明

差出人の名前があるので「私が書きました!」と主張しなくても良いのですが、ここで押す「はんこ」が自分の名字でなければならないというわけではありません。「雅号」であったり「名前の一文字」でも良いのです。なんとなく朱色の印鑑があるだけでも「心を込めて書いたものです」と言われているような気持ちになりませんか?

ご当地の風景印を押してみよう!

スタンプラリーのように、旅先で風景印を押している光景を目にすることがあります。素敵な風景や特産品の写真をプリントした絵葉書を見つけたら、ぜひそのはがきに「風景印」を押して差し出してみませんか?

風景印というと駅や観光名所にあるもののように感じますが、今回取り上げるのは「郵便局で押してもらうもの」です。郵便局でお願いする風景印は、なんと差し出した日付が入るのです。いわゆる「風景入りの消印」なのですが、その土地にちなんだ風景画やマスコットキャラクターなどがモチーフとなっている楽しいものがたくさんあります。

旅先からの愉快な旅行記や美しい風景写真には、ぜひ窓口で風景印を押してもらいましょう!自分宛に送っても良い記念になりますね。

「住所印」に志向を凝らすのも一興

年賀状に住所印を押す方が増えています。どうしてもたくさんの枚数を書かなければならなくなると、差出人の住所氏名ははんこに・・・という気持ちにもなります。でもあまりにもあっさりしすぎた住所印では「書くのが面倒だったのかしら」と思わず突っ込みたくなってしまいます。

そんな突っ込みを跳ね返すほどのオリジナリティあふれる住所印をオーダーメイドしてはいかがでしょうか。先様に失礼がなく、迷子にもならないよう正確に郵便番号から氏名までを網羅しかつ楽しさを感じるような住所印を作ることができます。花や植物が好きなら文字を葉の柄で囲んだり花の枠付きにしたものや、「鳥越さん」のように名前に入っている「鳥」をモチーフにして囲み枠を作ったり。はがきにも封筒にも気軽に押せて、縁起の良い朱色をプラスできるという優れものの住所印です。

手紙に押す「はんこ」のいろいろ:まとめ

古い外国映画で「封蝋(ふうろう)」を押すところを見たことがありますが、封蝋も立派な「はんこ」です。しかしながらはがきに封蝋を押すという概念はあまりないことから朱肉を使うものを集めて見ました。手書きというだけでも手紙はオリジナルなのですが、あえてそこに「朱」を挿してオリジナリティを際立たせるというのも楽しさの一つです。

手紙の書き方  手紙の書き方