敬語

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敬語の使い方

敬語とは相手を敬う気持ちを表す言葉です。この敬語の数が多く複雑なのが日本語の特徴で、近年乱用や不適切なケースがよく見られます。基本的に相手を尊敬するものですから、礼儀に適っていれば良いのですが、「お」や「ご」を使い過ぎると、文章が長くなり、相手の失笑や侮りを受けることにもなります。敬語は適切な場所に用いてこそ、相手に対して敬意を表すことになります。また、現在使われている敬語は、ある程度の基準はあるものの、明確な基準があるわけでもなく、各自の良識などに委ねられているものと言えます。敬語は使い方よって、相手を尊敬する「尊敬語」、自分をへりくだる「謙譲語」、自分と相手などの関係による「関係敬語」、習慣上の丁寧な言い方の「習慣敬語」に分けられます。これらを上手に使い分ける必要があります。

尊敬語

相手に対して直接敬意を表す言葉です。相手の動作や持ち物に対しても敬意を表します。具体的には、次のようなものになります。人の呼称では、あなた・あなた様・御身・貴殿・先生・○○さん・お父上様・お嬢様・ご子息様などです。場所では、お宅・貴校・貴社・貴所などで、その他は、ご趣味・お荷物・ご研究・お手紙をいただき・お言葉に甘えて・ご機嫌いかがでしょうか・お美しくなられ・お書きになる・おっしゃる・いらっしゃる・召し上がるなどが挙げられます。だいたい人の場合は、様をつけたり、役職名、続柄に「お」や「ご」を付けます。場所では、「貴」を付けることが多くなります。また動作では、「お」や「ご」の他に「~なされる」とか「~しゃる」といった語尾を変化させるものもあります。

謙譲語

自分や自分に関係あるものについて、自らをへりくだって表現する言葉です。具体的には、次のようなものになります。人の呼称では、わたくし・小生・手前ども・愚妻・愚息・老父などがあります。場所では、拙宅・弊社などがあり、その他では、粗品・愚案・愚書・粗茶・軽少ながら・ご笑納ください・あばら家でございますが・愚考いたします・父から申し上げます・ご注意うけたまわってから・かしこまりました・うかがいます・まいります・いたみいりますなどが挙げられます。自分側のものには、「愚」をつけるものが多いのですが、欧米では、家族のことを悪く表現することはほとんど見られないので、日本独特の言い回しと言えます。たいていはファミレスなどで聞き慣れているものですが、「いたみいる」などは、ビジネスシーンで使うことが多いでしょう。

関係敬語と習慣敬語

関係敬語は、自分の品物、行為や動作であっても、相手に関係する場合、これを相手のものとして、敬語を付けます。第三者の品物などや相手の所有物となるものも、相手に関係すればこの範疇に入れます。一例を挙げると、「お返事いたします」の「お」は返事をするのは自分なのに付けていますが、これは返事は相手に差し上げるもので、やがて相手の所有物になるので「お返事」となります。お電話いたします・ご連絡します・お手紙差し上げますなどもこれにあたります。一方、習慣敬語は、自分にも相手にも第三者にも関係性はなく、ただ対話をスムーズにするために使われているものを指します。次のようなものが挙げられます。ご飯・おかず・ご馳走・ご苦労様・お茶・お暑うございますなどがあります。また、お酒・お化粧・お芝居などは、女性言葉として多用されいるので、男性は省いた方がしっくりします。さらに「おビール」「おコーヒー」などの外来語の使用は頻度が高いと滑稽な感じになります。

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