手紙のエチケット

tegami

手紙の文体

手紙には、口語文と候文の2種類の文体がありますが、現在では候文は、ほとんど書かれなくなっています。口語文は、文字通り日常の話し言葉で書く文章です。基本的には口から出た言葉が、そのまま書かれるものですが、書き言葉として相応しい言い回しもあり、文章らしい色彩や潤いのようなものを持ちます。口語文は、軽くなれなれしくなりやすく、冗長的になりやすいとされます。特に改まった手紙などを書く時は、一字一句がおろそかにならないような配慮が必要です。方言などは用いず、標準語で書くことが望ましいと言えます。また手紙に用いる文字は、ひらがな、漢字、カタカナ、時としてアルファベットとなりますが、漢字は常用漢字を基本とします。あまり一般的でないカタカナ言葉や漢字は、知っていても、書かない方が無難で、かな遣いは現代かな遣いが自然です。

手紙の用語

一般社会の常識として、親しい人と目上の人とでは、言葉遣いが区別されることは当然のことで、手紙も同様です。いくら内容が優れた手紙でも、目上の人に無礼な言葉を使っているようでは、その人の常識や品格が疑われることになります。一方、友人などに対して、丁寧な言葉を使っていては、親しみが薄れてしまいます。知り合い程度で、友人と呼べない程度の相手に対する言葉には微妙な面もありますが、これらの使い分けをハッキリとさせる必要があります。また、外来語や流行語は、一般的でないものは、友人同士など以外では、多用は避けるべきです。自分でもよく理解していない言葉を並べてみても、相手は尊敬などしません。むしろ、人格や教養の程度が疑われてしまいます。

相手別の書き方

相手に対する目安としては、個別にいろいろとあります。目下の人の場合、目下と言えども、見下す書き方やぶっきら棒な言葉遣いは、相応しくありません。ある程度の敬意といたわりの気持ちが必要です。同輩に対する場合は、比較的に自由に書けますが、基本的な礼節はわきまえるべきです。特にあまり親しくない同輩には、形式に従った文面が望ましいとされます。目上の場合は、慎み深い丁寧な言葉遣いで、好印象を与えるように心がけます。用紙や便箋は上質のものを選び、絵模様などがあるものは避けます。形式に則った文面になりますが、主文では、自分の考えや伝えたいことをのびのび述べるのが良いとされます。さらに異性の場合は、特に恋人関係にない相手には、明快に書き、誤解を招かない文面にする必要があります。

用紙と筆記具

まずありえないと思いますが、ノートの紙片や原稿用紙に書くのは、どんな相手に対しても失礼になります。鮮やかな色彩で飾られた便箋などは、親しい間柄の人に、目上の人に用いることは避けるべきです。全くの私用の手紙に役所や会社の用紙を使うのは、好ましくありません。白線罫線なしか薄く罫線の入った便箋を使うのが一般的です。封筒は、縦長の和封筒と横長の洋封筒がありますが、いずれも通常は上質の白封筒を用います。特に目上の人などは白封筒にしなければなりません。筆記具は、ボールペンなどのペン書きが一般的で、万年筆等の場合、インクの色はブラックかブルーブラックが普通です。巻紙に毛筆は、かなり特別とされ、鉛筆書きは失礼とされています。以前はボールペンも失礼に当たりましたが、最近では認められています。

手紙の書き方  手紙の書き方

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です