事物や自他の呼び方

tegami

自他の関係を適切に

手紙を書く際に、相手側もしくは自分側をどう呼ぶかが迷うところであり、大切なところでもあります。特に相手が先輩や目上の人の場合、正しく用いないと失礼になったり、誤解を招くことになります。また呼び方次第では、親密度が増したり、よそよそしく感じられたりします。日本語では英語に比べて呼称が多岐にわたって多様化している言えます。何気なく使っていても、しっかりと理解しておく必要があります。女性の場合、大人になっても自分のことを愛称で呼ぶことがありますが、芸能人ならまだしも、一般的には、あまりお勧めできません。常識や品性を疑われたりするので注意が必要です。呼称は、自分と相手の関係によって適切に選ばないと、どんなに良い内容の手紙でも、台無しになってしまいます。

自分や相手の人の呼び方

自称としては、私、わたし、わし、自分が一般的で、親しい間柄では、俺、あたしも許容の範囲だと言えます。男性で多少へりくだっていると僕もありえます。後は、家族として続柄関係で、父ならば、父さん、パパ、母ならばお母さん、ママ、おじならばおじさんとかになります。弟や妹に対しては、あなたや名前となります。息子や娘、孫に対しては、お前、あなたなどとなります。これが相手側の父となると、お父様、お父上、母となるとお母様、お母上となります。基本的に続柄に様や上が付く形になります。また娘の夫では、あなた、君、貴殿、息子の妻なら、あなた、お前、そこもととなります。さらに恩師などに対しては、先生、弟子には貴下、貴君、先輩には貴殿、大兄、友人では、貴兄、後輩では貴君、貴下などとなります。上役では、貴殿、貴官、部長などの役職名、下役では、貴君、貴下となります。

自分や相手の関係者の呼び方

自分側では、わたくしの父、父、実父、おやじ、わたくしの母、母、実母、両親、父母、祖父、祖母、おじ、おばなどとなります。その他、息子、せがれ、娘、こども、孫、拙孫、兄、姉、弟、妹などとなります。息子の妻は嫁、娘の夫は婿となり、家族は家族一同、恩師などは○○先生、弟子は門弟などとなります。これが手紙の相手側の関係者となると、お父様、父君、ご尊父様、お母様、母君、ご母堂様、ご祖父様、ご祖母様、おば上様、おじ上様となります。その他、お子様、ご子息様、ご令嬢様、お孫様、兄上様、姉上様、弟さん、妹さん、お嫁様、お婿様などとなります。相手側の家族は、ご一同様となり、友人は、ご友人、上役は御上役、ご上司、下役は、○○君やさんとなります。自分の立場や相手との関係でかなり複雑になっていると言えます。

事物の呼び方

手紙の相手側のものの呼び方では、家庭や住居は、お宅、そちら、そちら様、貴家、住地は、貴地、そちらなどとなります。会社などでは、貴社、貴所、御社、団体では貴会などで、その団体名の一般名詞の末語に貴校、貴庁、貴院のように「貴」を付けます。商品では、貴社製品、貴社商品、物品では、結構なお品、佳品、美酒、手紙では、お手紙、ご書状、考えでは、ご意見、ご高説などとなります。一方で、自分側のものの呼び方では、拙宅、こちら、私ども、当地、当所となります。会社などでは、本社、本会、本庁、本校などのように、団体の一般名詞の末語に「本」や「当」を付けます。商品では弊社製品、物品では、粗品、寸志、手紙は手紙や書状、拙書で、考えは私見、愚見、所見、見解となります。

手紙の書き方  手紙の書き方

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