手紙の役割と書き方の形式を踏まえて心をこめた手紙とその例文

tegami

手紙の役割、電子メールの役割

ビジネスもプライベートも、用件を電子メールで済ませる時代ですから、効率的で良いのですが、手紙の時代と知っている人間にとっては少し寂しい思いも感じるのです。たまには手紙を出してみようと思うこともあります。例えば友人の誕生日が近づくと、電子メールで綺麗なフォーマットでギフトカードを送れるシステムもありますし、SNSで交流している友達なら、自分が誕生日の管理をしていなくてもしっかりと「今週は○○さんのお誕生日です。」とか「今日は○○さんのお誕生日です。メッセージを送りましょう。」と教えてくれます。このようなシステムが無い時は、誕生日のメッセージカードや手紙をもらうと「ああ、私の誕生日を覚えていてくれたんだ」と感激をしたものです。自分自身がそうやって手紙をもうらう事で相手の心を感じた場合は、手紙の効用というものを知ることになります。電子メールはスピードや軽い挨拶程度のことや、膨大なビジネスメールの振り分けや送信者により保管場所が違ったり、様々な利用法がありますね。手紙は先ほどの「手紙の効用」という部分で電子メールと大きな違いがあります。たとえ文章を自筆ではなくワープロで打ったとしてもです。季節に合った便箋を買い求め、手紙を書き、封筒の宛名を書き、封入して切手を貼る、ポストへの投函もしなくてはいけません。その手間を考えると同じく用件を伝えるにしても、電子メールと手紙では受け取り手の事をどれだけ長く考えて、手間をとって伝えたかというところに大きな違いがあるように思えるのです。

プライベートな手紙の種類を知っていますか?

最近あなたはプライベートな手紙を書きましたか?それはどのような手紙でしたか?お誕生日のカードでしたか?それとも年に一度だけの手紙、年賀状?もしかしたら思い出せないほど以前かもしれませんね。

プライベートな手紙の種類を考えてみましょう。「季節の挨拶状」「一般の挨拶状」「お祝い状」「お礼状」「お見舞い状」「招待状」「依頼状」「詫び状」「催促状」「慶弔の手紙」など、主だった手紙の種類を書き連ねてみました。このような手紙を書いた経験はありますでしょうか。それぞれに形式があり気を使って書き上げるものです。

プライベートな手紙を書く時はこの例文を参考に

ではプライベートな手紙を書く時の例文を、四種類ご紹介しましょう。

「季節の挨拶状」は暑中見舞いや年賀状、寒中見舞いなど、皆さんが年に一度は書く事があるのではないでしょうか。この場合は、季節らしさを文面に出し、お元気でいらっしゃるか相手の安否を確認するような文章にすると良いでしょう。例えば年賀状の場合…「謹んで新春のご祝詞を申し上げます。昨年中は何かとお世話になりありがとうございました。本年も変わらぬお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。ご家族の皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。」というような例文が良いでしょう。

「お見舞い状」は病気や事故、被災など、相手方が不幸に見舞われた時にこちらからお見舞いの手紙を送るものです。これは知らせを聞いたら出来るだけ速やかに送るのが礼儀です。この場合は季節の挨拶は無くてかまいません。そして、相手の気持ちを思いやり、励まし、勇気づけるものが良いでしょう。あまりにも明るい内容だったり、妙に暗い内容だったり、復帰を急がせるような内容はやめましょう。例えば病気見舞いの場合…「急啓 突然のご入院との報に接し、大変驚いております。その後のお加減はいかがでしょうか。日頃ご健康な○○様でございますから、快方に向かわれるのも早いと信じておりますが、どうかご無理をなさいませんよう。また、私にお手伝いできることがございましたら、どうぞ遠慮なくお申し出ください。何卒お身体を大切になさいますようお祈り申し上げます。取り急ぎ、書中にてお見舞い申し上げます。」という例文はいかがでしょうか。

「詫び状」を書く機会が無いとは限りません。人生には無い方が良い手紙もありますが、万が一あなたが、人にお詫びをしなければならない時には、事が起こったら数日中に詫び状を送ることです。相手から何も言ってこないのを良いことに日にちが過ぎていくのは大変悪い状態を作ります。誠意が感じられないと相手を必要以上に怒らせてしまいます。自分の非を認め、誠意ある言葉で深くお詫びをしましょう。例えば結婚式欠席の詫び状の場合「拝啓 清秋の候、○○様にはお元気でお過ごしのことと存じます。先日の結婚式には、出席のお返事をしておきながら、急病で出席できず、誠に申し訳ございませんでした。当日お電話にてご連絡を差し上げましたが、急な体調不良によりやむを得ず欠席させていただいた次第です。参列するのを楽しみにしておりましたのに、残念でなりません。失礼は承知いたしておりますが、どうか事情をご理解いただき、お許し頂きたく存じます。まずは書中にて、お詫び申し上げます。」と、このような文章ですと急いで誠意を持ってお詫びをしている気持ちが伝わるはずです。

「慶弔の手紙」慶弔の中でも弔事に関するマナーは多く、反すると知らなかったでは済まない非礼に値することになります。マナーに沿って礼を尽くしましょう。例えばお父様を亡くされた知人へお悔やみ状を書く場合…「このたびはご尊父様ご永眠のご訃報に接し、心からお悔やみ申し上げます。 ○○様におかれましてはさぞかしお力落としかと存じます。一日も早く悲しみを乗り越え、心穏やかに暮らすことができますようお祈り申し上げます。合掌」と、このように相手の心の悲しみを察し、いつかこれを乗り越えて元気になる事を祈る誠意が伝わります。

心をこめた手紙は美しい

嬉しい時、悲しい時、困った時、苦しい時、親しい人からの心のこもった手紙が届くと、それだけで喜びは倍に、悲しみは半分になります。その温かい心が伝わる文章に涙することもあるでしょう。手紙には数々の形式やマナーがありますが、何より大切なことはその言葉に心がこめられているかどうかなのです。美辞麗句を並べても心がこもらない文章は形だけのもので、心は伝わりません。必要な時に必要な人に心をこめた手紙を書きましょう。

手紙の書き方  手紙の書き方

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です