季節感のある手紙の書き出し…6月の手紙の最初の挨拶と文例

tegami

手紙の書き出しの大切さ

手紙の書き出しには季節を表す言葉がよく使われますので、季節ごとに、月の上旬中旬下旬ごとにそれぞれの季節を表す言葉を覚えておくと、手紙を書くことがおっくうにはならないでしょう。まず書き出してしまえばあとは用件に入ることができます。そこで知っておきたいことは、6月の和名ですが、「水無月」読み方は「みなづき」ということ。この意味は、梅雨が終わり田んぼの水が枯れ尽きる月と言う意味で、水が無い月だということです。一方、まったく逆の説で、田んぼに水を張るという意味もあるそうで、田んぼに水を張るから生活水が枯れてしまう状況を表す言葉との説もあるそうです。

6月とはどのような季節でしょうか

手紙には決められた季語や季節の言葉や挨拶というものがありますが、それをまねてかきだすのは簡単ですし、手紙を書くことに慣れていない人にとってはとても便利かもしれません。しかし、手紙に少し慣れてきたらぜひ自分らしい季節の表し方を手紙の冒頭に入れて書き出しとするのも良いでしょう。そのためには6月という月がどういう季節なのかをあらためて考えてみましょう。まず6月といえば「雨」です。4月の桜前線同様に、梅雨前線というものが南から北上していきます。6月の長雨が続くと「梅雨入り」宣言がなされます。季節の雨を深く考えてみるだけでもたくさんの言葉が見つかります。例えば「梅雨」「五月雨」「長雨」「走梅雨」「梅雨寒」「きつねの嫁入り」などが代表的なこの季節特有の雨に関する言葉です。それぞれの説明をしますと、「五月雨」といいうのは決して5月の雨のことを言っているのではなく「梅雨」を表しています。陰暦では5月の長雨の時期に田植えをします。現代の暦でいうと6月にあたります。「五月雨」とは「さつき」+「みずたれ」で作られた言葉です。間違えて5月の手紙に「五月雨」を使わないように、また6月に「五月雨」はおかしいと思わないよう正確に言葉を覚えましょう。「走梅雨」とはまだ梅雨に入っていませんが、断続的に雨が降る様子で、梅雨の前の雨の様子を表しています。この走梅雨のすぐあとに梅雨入りになるのです。そして「梅雨寒」とは、春を迎えたにもかかわらず長く降り続く梅雨の影響で気温が上がらず、思いがけず寒さを感じる時に使う言葉です。「きつねの嫁入り」とは面白い言葉ですね。これは俗にいう「天気雨」のことで、晴れているのに雨が降っている様子をいいます。きつねは人を化かす妖怪と同様に考えられていて、晴れ間に雨が降る様子を化かされた様子と重ねてこのような言葉を作ったのでしょう。雨の季節に楽しい話のひとつになります。雨ひとつとっても6月の季節を表す言葉がこれだけあります。まだまだ調べればたくさん出てくるでしょう。日本人の季節に対する意識はこれだけ繊細で、多くの言葉を作り出すのでしょう。これらの言葉を使って手紙の書き出しをすると、きらりと光る一筆が書けること間違いなしですよ。

6月上旬の頃の書き出し

・入梅を迎え毎日うっとうしい季節となりました。

・薄暑の候、皆さまお元気でいらっしゃいますでしょうか。

・梅雨の前触れでしょうか、ぐずついた天気が続いています。

6月中旬の頃の書き出し

・夏至も近づき、まもなく梅雨明けかと心待ちにしております。

・梅雨明けも間近となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

・長雨が続いておりますが、お変わりございませんか。

6月下旬の頃の書き出し

・梅雨晴れで、夏の日差しが降り注いでいます。

・初夏を思わせる季節となりました。

・向暑の候、鈴木様にはますますご健勝のことと存じます。

6月、季節の言葉

6月の季節の言葉としては、「入梅」がありますが、これは梅雨入りのことです。暦の上では6月11日頃になります。そして「梅雨寒」がありますが、これは梅雨時にくる季節外れの寒さのことです。また、「夏至」ですが、6月21日頃で、北半球で昼間がもっとも長くやるがもっとも短い日です。これらを手紙の書き出しに使うには暦の上での日にちを間違えずに使いましょう。

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