あなたが書いた手紙の終わりが「それでは、当日改札口前でお待ちしております」という言葉で結ばれています。
「改札口」の「口」という文字をよく見てみましょう。
1.2画目の角を「直角に」きちんと書いている
2.1画目と2画目をきっちりくっつけた上で角も直角
3.2画目は直角に書いているけれど、1画目と2画目の間が開いている
あなたの角「口」という文字はどのタイプですか?
「改札口」「大口」「開口一番」など、「口」を含む言葉はたくさんありますし、一つの文字の中に「口」という文字を含むものも数多くあります。
この「口」という一文字の角をどう書くかで、書き手の心理や性格がわかったりするのです。
目次
「口」という文字の2画目の角を直角に書く人は、何事においても「ルールから外れること」を嫌うようです。
いつも心の中や頭の中は「ルールが大切!」ということで埋まっていて、「堅実」がウリだとも言えます。ルールや基礎を「これでもか!」というぐらい大切にし、かつそこから外れないように自分の行動を制御できる人です。
判でついたように同じ時間に起きて同じ時間の電車に乗り、タイムカードも毎日ひたすら同じ時間を打刻できるという素晴らしい特技を持っています。
そこへ堅実さと慎重さを持っているのですから周囲からの信頼も厚くなってきます。しかしちょっとだけその性格や心理が災いして「融通がきかない」という面も持っています。
ルールを尊重しすぎるあまりに、そこから少しも脇道にそれるような行動ができず「応用が効きにくい」というタイプです。
1画目と2画目の書き始め部分を「接筆(せっぴつ)部」と言います。文字どおり「書いた筆が接する部分」なのですが・・・
ここをきっちりと接合した上で角も直角に書くあなたはさらに「几帳面」と「生真面目」が加わります。
漢字の書き方を習うとき、「左上の角はきちんと閉じましょう」と確かに習いました。しかしこれを長年ずっと続けられる人はあまりいないのです。「口」という文字の「接筆部」を大人になってもきちんと接合させて書くあなたは、どんな時でも落ち着いて基本に忠実に生きようとしている人です。
「真面目が服を着て歩いているようだ」というのは、このタイプの人のためにある言葉なのかもしれませんね。
2画目の角を直角に書くため、合コンや飲み会はちょっと苦手かもしれませんね。みんなが羽目を外している時でも「それは無理!」と心で思っているタイプです。しかし、「接筆部」が開いているあなたは生真面目さの他に「遊び心」を持ち合わせているのです。
角を直角に書くことで几帳面さは抜けませんが、周囲の人にはそれを求めないという「心のゆとり」が少し開いた接筆部に現れているのです。
「口」という文字は「四角形」という図形にも例えられます。このような四角形を形成する文字は他にもたくさんありますね。手紙を交換したら、相手の「口」の文字をチェックすると面白そうですね。