「文字は人を表す」と言いますが、あなたが友人に宛てて書いた手紙の文字はどうですか?
キレイに書けましたか?それともいつもより雑でしたか?
キレイな文字でしたためられた手紙は、開封するときからすでに気持ちさえも美しくなるようです。反対に「どうしてもキレイに書けなかった」と納得のいかない文字でしたためた手紙は、投函することすらためらいます。
普段から文字をキレイに書く人には、もしかすると心理的な秘密があるのかもしれません・・・
文字の書き方は家庭や学校で幼い頃に習い始めますね。それだけでは足りずに日本特有の文化として「お習字」を習う子どももいます。
日本人は「文字がキレイ」だということをとても尊重します。「書き方の時間」というのが小学校で存在していたのもここから派生したものだと言われています。
さてこの「文字をキレイに書く」ということを、大人になっても普段から「常に」実践できている人の心理に迫ってみましょう。
「教わって手本の通りに書く」イコール「美しい文字」というのは当然のことです。常時文字をキレイに書く人は「忠実」「秩序」「規範」を重視しています。
心理的にハメを外すことを嫌い、身に染み付いた「生活リズム」や「規則ただしさ」を大切にしているタイプです。
お手本に忠実に「美しい形」で、秩序正しい「書き順」で文字を常に書き続ける忍耐強さも持っています。
手先が器用でプレゼン上手なのが普段から文字をキレイに書く人の特徴です。
「文字を書く」ということは「絵を描く」ことと通じる部分が沢山あります。そして文字を書くときに大切なのは「線をまっすぐに伸ばすこと」です。
これがなかなか難しく、まっすぐに伸ばした上にバランスよく配置するという「美的センス」と「手先の器用さ」を併せ持っているのが普段から文字がキレイな人ですね。
文字をキレイに書くためには「コツ」も必要になりますが、このタイプは芸術家肌なので「美しく書くコツ」と「美しく見せるコツ」の両方を持ち合わせています。
持ち前の「美的センス」を活かすためにも必要な「プレゼン能力」をも兼ね備えています。
文字を書くのは自分のためだけでなく「他人のため」とも言える行動です。誰が読むかもわからない文字を、常日頃からキレイに書きつづけるということ。
言い換えると「いつでも誰かにプレゼンできるように、常時キレイな文字で自分の考えを用意できている」ということを表しています。
文字をキレイに書くためには「姿勢を正す」ということが必要です。またその文字を書く机の上も乱雑ではなく「整頓されている」ということが重要視されます。
整理整頓された机上で背筋をきちんと伸ばし、心理的な落ち着きを確認してから筆をとるということが普段からできているのでしょう。
このタイプの人は、普段から家の中も会社の机もキレイに整えられています。厳しい躾がなされた家庭の子どもにも多いタイプですね。玄関で靴を揃えずに部屋に上がるなんて人は、このタイプには絶対にいないはずです・・・
常日頃から文字をキレイに書きたいと思っている人は大勢いるはずです。むしろ「汚く書きたい」と思うはずがありません。文字がキレイなだけで周囲に与えるイメージがぐんと上がったりしますね。まずは居住まいを正して、基本に忠実に書く習慣をつけましょう!