あなたは手紙を書く時、どんな言葉を漢字で書きますか?もしくは漢字とひらがな、どんな風に使い分けていますか?
難しい漢字といえば旧字体のものが「書くのが難しい漢字」になりますし、例えば「レンガ造りの町並みを」と書くところを「煉瓦」と書いたり「コタツが恋しい季節です」を「炬燵」と書くなど読みが難しい漢字もあります。
漢字を使う場合には氏名などには旧字体でも使いますが、通常「読みづらい・書きづらい」漢字はあえてひらがなやカタカナで書くようにしますね。また漢字のボリュームが30%を超える手紙は、便箋自体が「黒い印象」になるとも言われています。
1.なるべくなら「難しい漢字を使うように」心がけている
2.手紙の相手によって「難しい漢字を使う」
3.難しい漢字よりも「ひらがな」を上手に使いこなすようにしている
あなたの手紙はどのタイプですか?
目次
カタカナ英語や難しい言葉も「難しい漢字」と同様お好きではありませんか?
本当の意味でその言葉の意味を理解しているのなら「かなり知性的な人!」と思われるでしょうし、実際そうなのかもしれません。
しかし「あなたのネットリテラシーは・・・」と云々している当の本人のリテラシーが低すぎて、逆に部下から「あの人は実際無能」というレッテルを貼られる人もいます。
難しい言葉や漢字を多用する人は、その裏にコンプレックスを隠していると言われています。実際の自分の知識範囲よりも「もっと広く物事を知っている」とか「あなたよりもずっと漢字をたくさん知っているんだ」ということを「見せつける」ことでカモフラージュしているのです。
「本物の知識」をたくさん持っている人ほど、誰にでもわかりやすい「平易な言葉」で物事を伝えるという方法をとるものなのです。
あまり難しい言葉を多用していると、足元をすくわれかねません・・・
その時手紙を宛てている相手よりも「優位に立ちたい」という心理が働いていると考えられます。
通常はそれほど難しい漢字をたくさん使うようなこともないのに、今日の手紙はとにかく漢字で!という時には相手に勝ちたい気持ちがはやっている証拠ですね。
少し力を抜いて、難しい漢字に心を砕くよりもその心のベクトルを「わかりやすい漢字や言葉」にする方向へ向けたほうがあなたが優位に立てるというものです。
本物の知識人である証拠が「ひらがな」を上手に使いこなして、平易な言葉・相手にわかりやすい表現に「変換する能力」を持っているのがあなたです。
決して知識をひけらかすことはなく、知らないことは「知らないので教えて欲しい」ときちんと表現できる人です。このタイプが本当の勇者かもしれませんね。
手紙は特に「目前にいない相手に送る言葉」という特性から、相手をいかに思いやった上で自分の思いや出来事を伝えるかということが重要になりますね。
難しい漢字をたくさん書けると、ちょっと威張りたい気持ちになってしまうのは事実です。また、知っている漢字を並べたくなるのも人間ですから当然です。しかし、それはコンプレックスのカモフラージュであることが多いので注意が必要ですね。
手紙は「相手を思って書く紙」なのですから。