「本田さん」「木本さん」「里田さん」に宛てた手紙を書くとき、何か感じませんか?
これらの名字は左右対称の文字、他にも左右対称の文字はたくさんありますね。
「東」「中」「京」「買」「言」などなど。
このような文字をキレイに書くのも案外大変なものです。
このようなシンメトリー(左右対称)な文字をあなたはどんな風に書きますか?
1.縦横違わずキレイなシンメトリー
2.左右の払いが左右対称に「長い」
3.左右の角が同じように「閉じて」「角がきっちり」
4.横線がキレイに「等間隔」
どこに当てはまるかを観察して、その心理に迫りましょう。
目次
「止め」も「払い」も、とにかくキレイにきっちりシンメトリーな文字を書く人がいます。いわゆる「鏡文字」のような文字の書き方です。
きっちりと機械的に左右対称に書く人は「なんでも公平に」という心理が根底にある人です。例えば仕事とプライベート、どちらが大事?と聞かれたら即座に「どっちも!両方大事!」と答えるでしょう。
何につけても「偏りができる」ということが大嫌い、自分のことでも他人のことでも分け隔てがあるのが許せないという面も持っています。
「東」という文字を書いてみるとわかりやすいでしょう。だいたいどちらかが長く払われるのですが、一番多いのは「右の払いを長く書く」という人です。
右の「払い」の長さに現れる心理は「ナルシスト度」です。右の払いが長くなるほど、または左の払いと比較した長さが長いほど「自己陶酔しやすい」という傾向があります。
左の「払い」に現れる心理は「褒められて伸びる度」です。右と比較した長さ、または左を長めに払う人は目立って注目されることを好むようです。ただ目立つだけではダメで、注目されたりちやほやされることで満足する傾向にあるようです。
では「左右の払いが両方ともシンメトリーに長い」人の心理はどうなのでしょうか。
「王様度ナンバーワン」という表現がぴったりです。自分大好き!褒めてくれる人しか周りに来なくていいよ!といったところです。「シンメトリー」がポイントで、「あの人は自分を軽んじている」などということは言うことはなく「みんな公平に自分を尊重してくれる」と考えられるのが良いところです。
「生真面目」が洋服を着て歩いているような人でしょう。
例えば「口」という文字でご紹介すると、左上の角がきっちりと閉じているだけでも十分な生真面目さんです。その上右上の角まで美しく90度に折って書かれていたら最強の常識人と言えるでしょう。
左上の角が閉じていても右上の角が丸くなっていたりと、なかなか「口」のように囲まれた文字をシンメトリーに書く人にはお目にかかれません。
道を歩くときにもきちんと「右端を歩きましょう!」と号令をかけられそうなほどの生真面目さがあるのがこのタイプです。
「目」という文字の横線4本を等間隔に、かつシンメトリーに書くあなたは「ロジックの王者」です。かなりの理論派で、少々の相手なら論破記録が作れるほどの頭脳の持ち主です。
生まれてこのかた「気分屋」などという言葉とは無縁に過ごして来たのではありませんか?何事も論理的に、そして計画的にこなさなければならないという心理の持ち主です。
左右対称の文字を書くときに「きっちり左右対称に書こう」とはなかなか思えないもので、これらの文字をシンメトリーに美しく書く人は珍しいと言えます。シンメトリーな文字をキレイに書く人に「えこひいき」をするような人はいない、ということがわかりますね。