筆跡による心理診断は、文字の数と書き手の数だけ結果も違ってきます。まさに星の数ほどの心理が読み解けるわけです。
その中でも「大」という一文字の漢字を使って心理や性格を診断するというのは「王道」とも呼べるものです。
「素直」とか「本心を実際は表に出せない」など、人間性の基本がわかるのです。
今回は4つのタイプに分けて診断しましょう。
1.「大」の1画目、横線を右上がりに書く
2.2画目の「左はらい」書き始めを1画目よりも突出させて書いている
3.1画目の横線や2画目の左はらいの起筆のひねりを小さめに書く
4.枠からはみ出すほど大きく勢いのある「大」
この4パターンの書き方のうち、あなたの「大」はどれに近いですか?
目次
「大」にたった1本の横線、若干右上がりに書くのはお手本の通りです。しかしこれをお手本以上に右に思いっきりあげて書いている人は「かなり高い向上心」を持っているところが特徴です。
伝統的なことに関心を強く持ちかつ重要視している「保守性」が強い人で、与えられた仕事やもともと存在している事柄に対しては意欲的に取り組みます。
保守性が強いということから、新しいプロジェクトなどを任されるとことを進めることがなかなかできづらいという傾向もあります。
横線を右上がりに書く人は、友人に持つと絶対に裏切られることがないタイプです。
縦線である2画目が1画目の横線よりもどれぐらい大きく突き抜けているかで、この後の内容である「性格と心理」が比例して大きく出てきます。
大きく横線から突き抜けて出ているほど心理的に指図されることを嫌います。サークルなどでも必ずリーダーになりたいタイプと言えるでしょう。
「リーダーになりたい」という本人の性格だけでなく、実際にリーダーとして指名される確率も高いのがこの筆跡の特徴です。
社長気質で強いリーダーシップを持っているのは事実ですが、人の意見を聞き入れることが少ないのが難点ですね。
「ひねり」には大きな意味があります。「ひねり」が大きい人ほど自己主張を強く打ち出す性格なので、「頑固」「ワンマン」などと言われやすい人だと言えるでしょう。
反対に「ひねり」がない筆跡の人は、こだわりが少なく誰とでも付き合える素直な性格を持っています。
「ひねり」があるのに「あえて小さめに書く」という人は、本来は「ひねり」があるということですね。
実際はワンマンで頑固な性格を持っているのに「ない風を装って」小さめに書いてみました、と心理的にカモフラージュしようとしている人です。
実はこのタイプは腹黒いところを持っているようです・・・
「枠からはみ出す大きな文字」というのは、様々なことに対して絶大なエネルギーを惜しみなく注ぐことができるという意味を持っています。
寛大で少々の大きさの事柄にはこだわらない大らかさを持っていて、大胆さと頑固さは「天下一品」と言えるでしょう。
自己主張も文字の大きさに比例して強くなる傾向があるので、あまりにも枠からはみ出す人は少しだけ小さめに書くようにするとバランスが取れるでしょう。
リーダーシップを持っている人の「大」という文字、お分りいただけましたか?もしもあなたが社長や何かのトップを目指すなら、ぜひその筆跡を真似て自分のものにしてしまいましょう。
筆跡で人生は変えられるのです。