手紙を書こうとしているあなたの文字の形を見てみましょう。
宛名に付ける「様」の「木へん」や、便利な時候の挨拶である「時下ますます」の「時」という文字の「寺」に注目します。
横線よりも縦線の書き出しがどれぐらい出ていますか?
1.横線よりも突き出している
2.突き出すというよりも横線と交わる程度
3.突出を強調して書いている
4.お手本の通りにバランスよく書く
あなたの文字の縦線がどのタイプかで、リーダー度と書いた時の心理状態が見えてきます。
目次
ちょっと長めに突き出して縦線を書く人は、リーダー度が高い人です。どんなところに放り込まれたとしても、なんとか周囲の人よりも常に上を目指して高みに上り詰めたいという気質を持っています。
このタイプの人の辞書に「引っ込み思案」と「和合」という言葉は見当たらないようで、とにかく上に立ちたくて目立ちたくてと行った具合です。なんでも「長」がつくものになるのが大好きで、しかもそれが得意というのが良いところです。
しかし人の上に立つのが得意でも、「和合」を知らないのでは足元をいずれすくわれかねません。
社長に多い筆跡ですが、もしもあなたが社長になったら部下の声に耳を貸すことを忘れてはいけません。
いくらお手本を見て書いても横線と縦線が交わる程度にしか書けないあなたは「火」と「水」をともに受け入れられる「大地」のような存在です。
政府で言えば官房長官のような役割を持つタイプで、周囲を見渡す目を心理的な面からも持ち合わせています。
人前で何かをするのはちょっと苦手だけれど、空気を読む能力に長けています。緊張しやすく本当に人前が苦手だと思っているかもしれません。心理的に緊張を強いられるような場面では、手のひらに「人」を書いて飲むのではなく「水」という文字を縦線を突出させて書いて飲み込むと良いですよ。
毛筆で書くととてもわかりやすいのですが、ボールペンで書いても書道のように縦線の書き出しで一旦筆を止めてから伸ばす人はリーダー体質とともにカリスマ性を併せ持っている人です。
突出するだけでもリーダー気質なのに、縦線の書き出しに「ため」を作って書く人はそれほど多くはありません。グローバル企業の社長が持つ筆跡に特徴的な部分なのだそうです。
「突出」を通り越した「傑出」を心理的に望んでいるのが突出強調の縦線です。
実際はこの「お手本通りにバランスよく」という筆跡が一番安定しているのかもしれません。筆跡のバランスが良い人は、人間的にもバランスが取れていると言われます。
心理状態にも波がなく、人当たりも良く陰日向もない。いわゆる「いい人タイプ」と言えるでしょう。「いい人ね」と言われるのが良いことか悪いことなのかは人それぞれの受け取り方なのですが・・・
成績は平均点でいい、お給料も少ないより多い方がいいけど普通でいい!という現代の日本人に一番多いタイプかもしれませんね。
人の輪に波風を立てないように生きることに長けているタイプです。
縦線の書き方一つでその人のリーダー性がわかるなんて、面白いですね。縦線突出型で有名なのは松下幸之助氏というのはかなり世間で知られた話です。
何か大きなことを成したい、一山当ててやる!と思うあなたは縦線の書き方を変えてみては?