英語の手紙の宛名

手紙の書き方

文化の違いが表れる

海外旅行に出かけた友人から手紙をもらった際、宛名の住所の書く順番が違うことにびっくりしたことはありませんか。日本だと大きな区分から段々詳細な区分へと書かれていきます。しかし英語では、名前を聞いたこともない小さな町の名前から書き進んでいき、最後に大きな区分になり、どこの国から来たかわかります。日本と文化や習慣が全然違うので、戸惑ってしまいます。宛名では住所のみならず、名前に付ける敬称も日本と違った区分けをします。性別による区分けや、職業による区分けもあります。また○○一家という表記では、「The」「s」をつけるので、日本人にはわかりにくいものもあります。それでは、この英語の手紙の宛名について説明していきます。

宛名を書く位置について

宛名は封筒の右下、差出人は封筒の左上もしくは裏に書きます。切手は右上に貼り、航空便(By Air Mail)のシールは切手の左隣りもしくは左下に貼ります。ビジネスの手紙の場合、ほぼ100%差出人は封筒の左上に書きます。

名前について

日本文では相手の名前に「様」を付けますが、英語では次のような敬称になります。性別による敬称では、男性は「Mr.」女性は「Ms.」となります。以前は未婚女性に「Miss」、既婚女性に「Mrs.」でしたが、性差別になるため「Ms.」に統一されています。しかし、親しい人には敬称を付けません。この他の敬称には、会社や団体では「Messrs.」(御中)、医師や博士では「Dr.」、教授では「Prof.」、上院議員では「Sen.」があります。

・一家に送る場合

家族全員に送る手紙では「The Tanakas」「The Tanakas Family」と名字に「 s 」を付けることで「田中一家」となります。

・連名の場合

「Mr. and Mrs. Tanaka」(夫婦の敬称 + 家族の名字)。「Mr. and Mrs. Taro Tanaka(夫婦の敬称 +夫のフルネーム)。この場合、「Ms.」よりも昔からの「Mrs.(結婚した女性に使う敬称)」を用いることが多いようです。こちらも親しい人に送る場合は敬称は付けません。「Taro and Hanako Tanaka」(夫・妻の名前+名字)。「Hanako and Taro Tanaka(妻・夫の名前+名字)。この場合は妻を先に書いても問題ありません。送り手との関係が近い方を先に書くようです。

・手紙の冒頭

手紙を一人に宛てた場合は「Dear Mr.○○,」となります。二人に宛てた場合、名前を「and」でつなげ「Dear Paul and Lisa」となり、三人以上の場合、名前をコンマ「,」で区切り、最後の名前の前に「and」を入れます。ファーストネームで呼び合う関係にない場合は敬称を忘れないようにします。夫婦に宛てた場合、「Dear Mr. and Mrs. Smith」となります。「Dear」の他にもカジュアルな場合「Hi」「Hello」などで始めたり、挨拶を省略して名前のみにすることも多いようです。

宛名での住所について

住所は日本語とは逆の順番に書いていき、スペースで区切ります。単語の最初は「大文字」です。長いものや読みにくいものにハイフンを入れます。宛名の住所は、文字を大きめに書きます。
日本語と英語の住所の表記の順番例日本語の表記 例

「〒100-1000 東京都千代田区神田11-22-33城南マンション504号室 」

英語の表記「#504 Jounan-manshon  Kanda11-22-33  Chiyoda-ku  Tokyo 100-1000」

・電話番号の表記の必要な場合日本の国番号である「+81」を入れて最初のゼロを取ります。携帯電話などでは「080」が「80」になります。電話番号が「03-1234-5678」の例では、「+81 3 1234 5678」となります。

まとめ・些細な違いにも留意する

宛名で重要な位置を占める住所では、室番号やビル名が最初に来て、丁目番地、市区町村名、都道府県名、国名という順番に大きな文化の違いが感じられます。何かと日本人には馴染みが薄いものなのですが、英語なりの宛名のルールというものがあることがわかります。封筒などに宛名を書く位置では、宛名は封筒の右下に、差出人の名前や住所などは封筒の左上というような書き方をします。宛名に書く名前では、性別に分けられた敬称に男「Mr.」女「Ms.」があり、夫婦連名の場合には「Mr. and Mrs. Tanaka」というような表現をします。宛名に書く住所では、日本語とは逆の順番に書き、長いものや読みづらいものにハイフンを入れます。ちょっとしたところにも違いがあるので、詳細に理解して英語の宛名を書きたいものです。

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