様々なビジネスシーンに合わせたビジネスレターのお礼の手紙の書き方紹介!

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ビジネスレターの内容で最も多いもののひとつが「お礼の手紙」でしょう。営業先や出張先でお世話になった方へのお礼や、来店して頂いたお客様へのお礼、そして取引先の相手からのお中元やお歳暮に対するお礼…など、さまざまなビジネスシーンにおいて、お礼の手紙を書く機会があります。今回はそのビジネスシーンに欠かせない「お礼の手紙」の正しい書き方を、それぞれの場面にあわせてご紹介したいと思います。

目次

初めて来店して頂いたお客様へ(新規のお客様)

初めて来店をして頂いたお客様に対しては、来店日からあまり日を置かずに、できるだけ早く手紙を差し上げましょう。時候の挨拶をした後、来店して頂いたお礼を申し上げましょう。その際、あまり堅苦しい表現はさけますが、馴れ馴れしい感じにもならないようにしましょう。前回のお客様の様子などを具体手的に書くのもいいですね。最後に「絶対また来てください」というような強引な表現ではなく、「またお待ちしています」という謙虚な気持ちを添えるといいでしょう。

■ 初めて自分の美容院へ来店して頂いたお客様へのお礼の手紙

「拝啓 一雨ごとに春の訪れを感じる季節になりました。〇〇様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。

先日はご多忙のところ美容院〇〇にご来店頂きまして誠にありがとうございました。広告をご覧になってお越しいただいたと伺い、数ある美容院の中から当店をお選びいただいたことに大変感謝しております。先日あてさせて頂いたパーマのご様子はいかがでしょうか。〇〇様にお気に召していただければ幸いでございます。もし何か不都合がございましたら、ご遠慮なく当店にご連絡下さいませ。(中略)
〇〇様との楽しいおしゃべりに、私も楽しい時間を過ごさせて頂きました。素敵なお話を伺えることを楽しみに、またのご来店を心からお待ち申し上げております。 敬具」

パーティでお会いした人へ

ビジネスマンにとって、パーティへの出席はさまざまな業界の人脈を広げる大きなチャンスです。しかし出席者も多い中で、名刺交換や立ち話だけではなかなか自分の名前を覚えてもらえません。そこでパーティで親しく会話をした相手にお礼の手紙を出せば、相手の心に深く印象づけられ、これをきっかけにビジネスチャンスも生まれてくるかもしれません。ポイントは「相手に出会えたことに対する感謝」と「相手の具体的な印象と感銘を受けた点」「これからも親しくお付き合いをしたいという意思」を明確に書くことです。それでは例文をご紹介しましょう。

■ パーティで初めてお会いした方へお礼の手紙

「拝啓 入梅の候 〇〇様におかれましてはご清祥のこととお慶び申し上げます。

先日のパーティでお話しさせて頂いた▲▲株式会社の田中でございます。その節は貴重なお時間をありがとうございました。〇〇様のお話は非常にユーモアにあふれ、かつ話題もバラエティに富み、大変楽しく有意義な時間を過ごさせて頂きました。〇〇様の豊富な営業実績と営業努力に対する真摯な姿勢と心構えに深く感銘いたしました。私も同じ営業部の人間として、〇〇様に少しでも近づけるよう努力して参りたいと思います。ぜひまたお話しを伺わせて頂きたいと思います。近々ご連絡させて頂きますのでよろしくお願いいたします。

長雨が続きますので、お体をこわさぬようご自愛ください。まずは書面にてお礼まで。 敬具」

まとめ

いかがでしたか?ビジネスシーンにはかかせない「お礼の手紙」。書く上での難しさももちろんありますが、大事なのは相手に対する「感謝の心」です。その心があれば相手に必ず届きます。書き方をしっかり学んで、ビジネスチャンスにつなげていきましょう。

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